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写真が息づいていること

今日は朝から雨。
一日に写真展をいくつか見るという、自分にしては珍しいことをしてみた。
最初の『1223現代絵画』だけ決めて、後はまったく未定のまま外に出る。
日頃カメラを持って気ままに撮り歩く気分に似てるが、
何故かこの日は手ぶら。

写真展を複数渡り歩くと、そこに行きつくまでの街の空気とギャラリーの空気
が、あるところで繋がり始める。
それはおそらく、本来、写真というものが外部と何処かで繋がっている
という性格からくるものだと思う。

もっと勝手に言えば、外に開かれた写真が好きだ。
そこに辿りつくまでの息づかいをサラリと吸い取ってしまうような
何気ない写真の強さが好きだ。
もしも突然眼にした風景のほうが写真より勝っていたら、
一体どんな気持ちでその写真を見ればいいんだろう。

長島有里枝の、鈍い光の中でわずかに揺れたコスモスの写真が
そんな自分の息づかいをサラリと吸い取ってくれた。
何気ない写真って、実は度胸がいる。
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