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Murder Ballads

野薔薇

人はわたしを野薔薇と呼ぶ
でもわたしの名前はエリサ・デイ
なぜそう呼ばれるのか わからない
だって わたしの名前はエリサ・デイ

最初に逢ったときから お前だって直感してた
お前は俺の目をじっと見つめ 俺は微笑み返す
だって お前の唇が薔薇色してたから
川下に生える薔薇 真紅の野薔薇

あの人がわたしの扉を叩き部屋に入ってきて
わたしをしっかりと抱擁すると 震えが治まる
あなたがわたしの最初の男 優しい手つきで
わたしの頬を伝う涙を拭いた

2日目 あの人は真紅の薔薇を一本もってきた
そして聴いたわ
『なくしたもの そして悲しみを全部下さい』って
わたしがうなずいて ベッドに横になると
『野薔薇を見せると言ったら 一緒に来ますか』
そう聞いた

3日目 あの人が川に連れていった
野薔薇が生える場所で 私達は口づけをする
最後の記憶はあの人が何か言ったこと
あの人 手に石をもち わたし頭上で笑っていた

最後の日 お前を野薔薇が茂る場所につれてった
お前は川岸に寝転び 風はまるで盗人のように軽い
俺は口を重ねたまま さよなら
『美しいものはみんな滅びる運命なんだ』
そして おまえの歯の間に 薔薇を一輪活けた



ニックケイヴ&バッドシードのアルバム『Murder Ballads』の中で、
上のカイリーミノーグとのデュエット曲 『WHERE THE WILD ROSES GROW』
そしてpJハーヴェイとの『HENRY LEE』
この2つのデュエット曲が絶品!

野薔薇がみたくなった。

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