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カメラになった男。

2006年、小原真史氏による『写真家・中平卓馬』を追ったドキュメンタリーフィルムの
タイトルである。これはその時のフライヤーで、それ以来部屋の片隅に貼ってある。
じつは、それから数年後、横浜近郊のとある私鉄沿線で、偶然、これと同じ後ろ姿を
見ることに。

やや猫背の中平さんが、古びた自転車に股がり、まるで子供の様な好奇心に満ちた目で
辺りを見ながらゆっくり目の前を横切った。その時、なにかとても大切なものに
出会ったような不思議な気持ちになったことを覚えている。
そのハンドルには、愛機の黒いキャノン F-1が揺れていて、勿論、頭には赤いキャップが。

それ以来自分は、その後ろ姿を追っかけながら、日々写真を撮っている様な気がする。



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