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蜘蛛のはなし

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台風15号が浜松に上陸した頃、まだ福島にいた。
雑草が生い茂った実家の庭で、蜘蛛たちが雨のなか獲物をじっと待つ。
光の加減で水滴に濡れた蜘蛛の糸がふと一瞬見えなくなり、
遠近感の無いライトグレーの空に、蜘蛛たちが浮かぶ。
そして、ニオイもせず、目に見えない放射能の味を十分堪能してる奴らは、
顔を近づけた俺の気配を感じて、ワサワサと一斉に動き出した。

2011.9.21 福島
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MISOJI NIGHT ーSTUDIO4F

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イベント終了!
何と言ってもイベントが始まるまでのアイディアとセッティングが絶対面白い。
今回はバースディ・パーティーだ。
ハコは友人がやっているSTUDIO4F (MONDEMINGO")

今、自分が一押しのハコで、
夜は勿論のこと、昼間の自然光が射し込んでくる時間帯も極上なのだ。
個性的なハコは、すでにそこにあるものと仲良くした方が勝ち。
そして、スタッフのナイスキャラは絶対。
サンキュー、コージ (笑)

http://mondemingo.com/



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「ある距離感 」

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写真を撮るうえで、その距離感は個性だと思う。
そしてその距離感によって、モノの見え方が変わってくる。
この写真もこれ以上寄っていくと、いわゆる平面モノになり、
汚れというかこの痕跡がひとつのテクスチュアになる。
逆にもっと引きで見ていくと、この場所は駐車場であり、
この黒い痕跡が車の排気煙の痕であることが良くわかる。

さらにもっともっと引きで撮れば、
深夜の静まり返った駐車場の黒々とした風景が見えてくる。
写真を撮る上で、その距離感は世界"を見るためのフレームで、
個性になる。
自分の中にも癖というか『ある距離感』があるが、
撮るときは一瞬、考えてはいない。









Murder Ballads

野薔薇

人はわたしを野薔薇と呼ぶ
でもわたしの名前はエリサ・デイ
なぜそう呼ばれるのか わからない
だって わたしの名前はエリサ・デイ

最初に逢ったときから お前だって直感してた
お前は俺の目をじっと見つめ 俺は微笑み返す
だって お前の唇が薔薇色してたから
川下に生える薔薇 真紅の野薔薇

あの人がわたしの扉を叩き部屋に入ってきて
わたしをしっかりと抱擁すると 震えが治まる
あなたがわたしの最初の男 優しい手つきで
わたしの頬を伝う涙を拭いた

2日目 あの人は真紅の薔薇を一本もってきた
そして聴いたわ
『なくしたもの そして悲しみを全部下さい』って
わたしがうなずいて ベッドに横になると
『野薔薇を見せると言ったら 一緒に来ますか』
そう聞いた

3日目 あの人が川に連れていった
野薔薇が生える場所で 私達は口づけをする
最後の記憶はあの人が何か言ったこと
あの人 手に石をもち わたし頭上で笑っていた

最後の日 お前を野薔薇が茂る場所につれてった
お前は川岸に寝転び 風はまるで盗人のように軽い
俺は口を重ねたまま さよなら
『美しいものはみんな滅びる運命なんだ』
そして おまえの歯の間に 薔薇を一輪活けた



ニックケイヴ&バッドシードのアルバム『Murder Ballads』の中で、
上のカイリーミノーグとのデュエット曲 『WHERE THE WILD ROSES GROW』
そしてpJハーヴェイとの『HENRY LEE』
この2つのデュエット曲が絶品!

野薔薇がみたくなった。